MVVMとは

MVVMは、アプリケーションを3つの主要コンポーネント(Model、View、ViewModel)に分離するアーキテクチャ・パターンです。MVCパターンの進化版であり、Windows Presentation Foundation(WPF)やSilverlightなどの最新のUI開発プラットフォームのニーズに合わせて設計されました。

MVVMの構成要素

MVVMは、以下の3つの主要コンポーネントで構成されています:

  1. Model
    • アプリケーションのデータとビジネスロジックを表します。
    • ドメイン固有のデータとそのデータを操作するためのルールを含みます。
    • ViewとViewModelから独立しています。
  2. View
    • ユーザーインターフェースの構造、レイアウト、および外観を定義します。
    • ViewModelから提供されたデータを表示し、ユーザーとのインタラクションを処理します。
    • ビジネスロジックやデータアクセスコードを含めるべきではありません。
  3. ViewModel
    • ModelとViewの間の仲介役を務めます。
    • Modelのデータを、Viewが使いやすい形で公開します。
    • ViewがModelとやり取りするためのUIロジックとコマンドを含みます。

MVVMのメリット

  • UIとビジネスロジックの関心事を明確に分離します。
  • ViewModelをViewから独立してテストできるため、テスト容易性が向上します。
  • ModelやViewの変更が互いに直接影響を与えないため、アプリケーションの保守性と拡張性が向上します。

MVVMのデメリット

  • 特にシンプルなアプリケーションでは、余分な複雑さが生じる可能性があります。
  • フレームワークとバインディングメカニズムに関する深い理解が必要です。

MVVMの適用シーン

  • 複雑なユーザーインターフェースとインタラクションを持つアプリケーションに適しています。
  • WPF、Silverlight、Xamarin.Formsなど、データバインディングをサポートするプラットフォームに最適です。

人気のあるMVVMフレームワーク

  • Prism (WPF, Xamarin.Forms)
  • MVVM Light Toolkit (WPF, Silverlight, Xamarin.Forms)
  • ReactiveUI (WPF, Xamarin.Forms, Avalonia)
  • MvvmCross (Xamarin.Forms)

近年、MVVMはデスクトップアプリケーションやモバイルアプリケーションの開発において人気を博しています。データバインディングとコマンドパターンの力を活用することで、MVVMは保守性、テスト容易性、および拡張性に優れたアプリケーションの作成に役立ちます。

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監査ログ

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